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2003年10月29日 (水)

総選挙が始まりましたね(28日深夜記)

総選挙が28日、ついに公示されました。マスコミでは「小泉自民か菅民主か」(「毎日」夕刊)と報じていますが、私はこの選択肢に、大いに疑問を感じています。

というのは、「政権の選択」「政権交代」と掲げる場合、大事なのは政治の基本的な方向がどう変わるのか、ということですよね。しかし、「政権交代を実現する」という民主党は、小泉首相の進めている「構造改革」について、「『構造改革』は小泉首相ではできない」と主張しています。すると、民主党の論では、「構造改革」という政治の基本的方向は小泉首相と違いがなく、要するにヒナ壇の顔ぶれが問題だということになります。

「構造改革」の名の施策で、多くの中小企業が倒産に追い込まれ、倒産も失業も続々増えています。大学新卒者の就職率は半分程度とのことです。私の大事な友達も失業して、ハローワークに行っていますが、30代前半でも職はありません。こんな「改革」の方向が現与党と次期与党(をめざす党)との間で変わらないというのは、一体どういうことなのでしょうか?

また、年金をはじめ社会保障の財源問題が争点として、急速に浮かび上がっています。自民党も民主党も(時期の違いはありますが)大きな方向としては、消費税を主要な財源にしていく、という主張です。しかし、社会保障という、もともと所得の低い人に特段手厚い対策が必要になる施策の財源を、消費税という所得の低い人ほど負担が重くなる税制でまかなうことが、社会保障財源として適切でしょうか? この点でも基本的方向が同じというのはどうなのでしょうか?

憲法だって同じです。「改憲」でも「創憲」でも、9条は変えるわけでしょう?

ヒナ壇の顔ぶれや、民営化の範囲など多少の部分的な政策で違いがあっても、基本的な「構造改革」の方向が変わらない「政権交代」に何の意味があるのでしょうか?

私は、このような「構造改革」の「痛み」が激しい時だからこそ、「痛み」から庶民の暮らしを守るための、憲法9条を守るための選択をしたいのです。

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