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2004年1月19日 (月)

「唱えるだけでは…」?

通常国会が始まりました。いよいよイラクへの自衛隊派兵をめぐる論戦の舞台になります。小泉首相はこの日の施政方針演説で、「平和は唱えるだけでは来ない」と言って、自衛隊派兵の必要性を強調したそうです。朝日新聞HPによると、「いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」と、憲法の前文も引用して、「世界の平和のため、苦しんでいる人々や国々のため、困難を乗り越えて行動するのは国家として当然のこと」と語ったそうです。

しかし、もともと平和を乱して国連憲章にも違反した戦争を始めたのは、アメリカではなかったでしょうか?(国連憲章では戦争を行うのは他国による侵略への反撃に限定しています) 今平和の回復のために必要なことは、アメリカの軍事占領をやめて、国連による管理を通じてイラク人に主権を返すことではないでしょうか。

今、イラク国内ではアメリカの占領に対する反発や抵抗が強まっているとのことです。そうしたなかで、米軍の占領を支援するために自衛隊が行くいわれがあるんでしょうか?

しかも、自衛隊の活動内容には米軍の支援だけでなく、イラク人の抵抗運動の鎮圧に対する支援も含まれると報じられています。そうなれば、自衛隊がイラク人に銃を向ける事態にもなり、逆に自衛隊員が自爆テロなどの標的になることをも誘発しかねないのではないでしょうか?

だいたい「世界の平和」と言いますが、イラク戦争に道理も大義もなかったからこそ、世界中であれだけ反戦運動が広がったわけでしょ? 今だって、米軍とともに軍隊を派遣している国は30カ国程度です。国連安保理事会だって、この戦争と占領を容認してはいません。

日本は戦争をしない、軍隊を持たないと宣言した憲法9条があります。「唱えるだけでは」などとエラソーに言う前に、アメリカに追従しないで、戦争をしないための、戦争をやめさせるための外交努力をしたんですか? 今やることは自衛隊の派兵ではなく、軍事占領をやめさせる外交努力ではないでしょうか?

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