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2005年8月 6日 (土)

8月6日

しばらくバタバタしたり、沈んだりしていると、あっという間に半月ぐらい日がたっちゃうなあ……。

さて、今日8月6日は、広島に原子爆弾が投下された日です。今年で60年になります。当時、被爆された方々は当時赤ん坊、または胎内におられた方でも60歳、当時の様子を記憶しておられる方となると、若くても70歳前後です。4日のNHK「クローズアップ現代」では、原爆の体験を後世にどう引き継いでいくのか、という問題を取り上げ、「広島への原爆投下」を8月6日と答えられたのは全国で38%、広島でも74%にとどまったという調査結果を紹介していました。

学校の先生が子どもたちにどう「ヒロシマ」を伝えるかで悩み考え、若い先生は「自分が受けた平和教育は被爆の映像と証言ばかりで、『もういい』と思った」というようなことを語り(ちょっと私の記憶もあいまいになり、正確でないかも)、ご自身の授業では「いのちの尊さ」についての詩を読んでいました。これに対して、ベテランの先生は映像や証言などを使った平和教育は必要だと説いていました。

私自身は「被爆2世」です。父が広島で被爆しました。父はいま、地元で被爆者団体の役員をしています。子どものころから、父が被爆したことを聞かされ、当時小学校の図書室にあった『はだしのゲン』だとか、道徳教科書に載っていた「原爆の子の像」の話(佐々木禎子さんの話です)を読んだり、近所で開かれた原爆絵画展を見たりして、「何があっても、こんなむごいことは、イヤだ」という思いを持ちました。

そして、自分の体にもいつか何らかの影響が出るんじゃないかと、ずっと不安でした(今もその種の不安が全くないわけではないです)。高校生になって、「平和ゼミナール」というサークルに誘われ、被爆された方の話を聞きました。今は機会はありませんが、時々、いろんな方のお話を聞くこともあります。とはいえ、父からは当時の話をくわしく聞いたことはないのです。ふだんからあまり話をしないうえ、こういう話はなおしづらくて……。灯台何とやらって感じもしますが。

その“原点”といえるのかどうかは分かりませんが、禎子さんの話や、5本の指に炎がともる手首の絵(けっこう有名な絵ですね)に鮮烈な印象を受けたことは、今でもハッキリ覚えています。

映像や証言を見ることは、被爆者がどんな体験をしたのか、具体的に知るためには必要だと思います。ただ、今の若い世代には、それが自分たちとどのようにかかわるのか、つながっているのか、を考えるための“工夫”(というのか?)が必要になってくるような気がします。

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コメント

トラバありがとうございました。私もなかなか休日の8/6は朝、厳しいものがありますが、昨日は目覚まし、携帯のアラームと準備して一生懸命起きて黙祷をしました(^_^;)現実的には広島・長崎の原爆投下は日本人にとって、遠い昔の事になりつつあるのでしょうね。でも、あの怖さを忘れてしまうと、また繰り返してしまいそうですよね。少しでもいいから、あの日の怖さをみんなに知らせていける人間になりたいなと思っています。

投稿: ふーみん | 2005年8月 7日 (日) 午前 11時25分

コメントありがとうございました。こうの史代『夕凪の街 桜の国』は原爆の日前後、広島のニュースでかなり取り上げていたので、興味はあったんです。広島出身の漫画家さんですよね。(たしか)(^_^;)私もですが、両親が興味を持っていたので、購入しようと思っていたのですが、漫画をあまり読まないので躊躇っていたので、かわうそさんのお薦めなので、購入して読んで見ようと思ってます。母が被爆者であるにも関わらず、広島にいると原爆という事が当たり前になってちょっと関わりを持つのを忘れていた気がします。もう少し、原爆について考えて見ようと思います。ありがとうございました。(今もNHKの原爆特集を見ています。)(^。^)

投稿: ふーみん | 2005年8月 9日 (火) 午前 02時25分

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