« 2005年8月 | トップページ | 2005年10月 »

2005年9月

2005年9月28日 (水)

「国連憲章信じてるバカはいない」だって?

あの暴言首長が、またもや暴言を吐きました。

Mainichi INTERACTIVE「石原知事:五輪招致、改めて意欲 年度内、新たな震災被害--都議会代表質問」

 第3回定例都議会は27日、自民、民主、公明、共産の4会派による代表質問が行われた。石原慎太郎知事は20日の所信表明演説で正式表明した2016年以降の夏季五輪大会の東京への招致について「産業界や競技団体などの協力を得ながら、ぜひ実現したい」と改めて強い意欲を示した。【大槻英二、猪飼順】
(中略) 靖国神社への参拝問題を質問した共産党に対し、石原知事は「何と言われようと私は毎年参拝します」と強調した。さらに、国連憲章の考え方などに触れた再質問に対しては「冗談じゃないよ。いまどき、国連憲章なんてまともに信じてるばかはいませんよ」と答弁した。

しんぶん赤旗:「“国連憲章信じているバカいない”石原都知事が暴言」

 東京都の石原慎太郎知事は二十七日、「国連憲章なんて、まともに信じているばかいませんよ」とのべ、戦後の国際秩序の原点ともいえる国連憲章を否定する暴言をのべました。都議会本会議で日本共産党の吉田信夫幹事長の代表質問(再質問)に答えた中で、飛び出したものです。
(中略) 吉田氏は、石原知事がドイツ、イタリア、日本が起こした戦争が大義のない侵略戦争だったという戦後国際秩序の原点を否定し、靖国神社と同じ侵略戦争正当化の発言を公然と行い、靖国神社への参拝をくり返してきたと批判。再質問で「日本が行った日中戦争、太平洋戦争を二度とくり返してはならない侵略戦争であったという、国連憲章にも明記された戦後国際政治の原点を認めるのか、認めないのか」とただしました。
 石原知事は「国連憲章の精神って何ですか。金科玉条なんですか。国連てそんなに大したものなんですか。神様みたいな存在ですか。冗談じゃないですよ」と言い放ちました。

さらに28日には、同じく共産党の都議が、再度発言の撤回を要求したのに対して、「国連憲章に何がうたわれていようとですね、あの内部が腐敗しきった国連の実態、(中略)を直視されたら、そろそろ国連信仰というものをお捨てになったらいいんじゃないでしょうか」と言ってのけたそうです。開き直りですねえ。

石原さんは以前から「憲法99条違反で結構でございます。私はあの憲法を認めません」(2003年3月都議会)とか「憲法を命がけで破るんだ」(去年12月都議会)とか、まあ暴言を繰り返してきましたが、またですよ。「ババァ」発言なんてのもありましたしね。

国連は2度にわたる世界大戦で大きな犠牲を払ったことから、国際紛争を平和的手段によって解決をはかることを、憲章で掲げてつくられました。創立から60年をへて、もちろん完全無欠ではありませんが、イラク戦争直前の時も安全保障理事会で、戦争を支持せず査察の継続を求める方向で多くの国々が一致するなど、平和的解決に向けた取り組みを続けています。(国連にイラク戦争を支持させようとしたアメリカは、結局これに失敗したわけです)

さらにいえば、日本が国際社会に復帰したのは、1951年にサンフランシスコ平和条約を受け入れたことによるものですが、同条約には「あらゆる場合に国連憲章の原則を順守し」と明記しています(念のために言いますと、私は同条約については、戦争でなく外交交渉で国境線を確定し領有していた千島列島を放棄するなど、問題点もあると思っています)。また、1960年の日米安保条約にだって、「国連憲章の目的及び原則に対する信念」などを「再確認」すると、ちゃーーーんと書いてます

「国連憲章を認めない」なんて言い出したら、こうした条約の前提が崩れることになりますよ。それから石原さんはオリンピックの東京招致を打ち出し、27日は「産業界や競技団体などの協力を得ながら、ぜひ実現したい」と言ったとのことですけど、国連憲章も認めない首長が預かる都市でのオリンピック開催なんて、世界に支持されると思っているんでしょうかしら? 全く呆れますね。

28日には都議会民主党が都議会議長に「慎重な発言をするよう申し入れて」と要請し、生活者ネットワークも発言に抗議する声明を出したそうです。自民党、公明党の態度は、まだ分かりませんが、批判的な声が広がっていますね。(しかし、議長に要請したり、声明を出すのも大事なんだけど、発言を批判するなら、本会議場でご本人を目の前にして批判した方が、はるかに手っ取り早いし効果的だと思うんだけどなあ)

さて、知事がきちんと耳を傾けるかどうか、要注目ですね。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2005年9月26日 (月)

「適職診断」

今日までしばらくぶりの3連休でした(でも実はまだ夏休みを取得できていない)。でも何もせず、自宅近辺でじっとしていました。普段疲れてると、休みになってもどこかへ出かける気力がわかないもんですね。そんななか、「teakwon-v」さんなどの方々から、「適性・適職診断」なるものがあることを教えていただきました。サイトを見ると、何でも内閣府の委託により、㈱学生援護会(「an」などを出している所ですね)が企画・運営しているというサイトで、「若年者向け就労支援施策の広報活動を主目的として」いるとのことです。で、さっそく私もやってみました(別に転職願望があるということではありません、念のため)。結果は………こちら

仕事: どんな仕事にも自信が持てないタイプ
性格: あきらめムードいっぱいタイプ
特に向いている職種は?: 今回の診断では発見できませんでした。
 守りでも攻めでもないタイプ。つかみどころがありません

だはははは。

……………………………どうせ漏れはだめぽ_| ̄|○

なんてね。ついでだから、この先も紹介しちゃいましょう(w

どんな仕事にも自信が持てないタイプ
内向性、外向性共に低い結果となってしまいました。あなたは現在とても疲れているか、自信を失っているのでしょう。仕事というのは、社会生活の中に参加して、何らかの役割を得ることですから、意欲のない今のままでは、あなたに合った仕事はなかなか見つからないということにもなるでしょう。何か仕事を頼んでも、そこそこの責任感はありますが、すぐにあきらめて、逃げてしまいがちです。また、人間関係も面倒と感じるので、孤立してしまう可能性もあります。もう一度、自分自身を見つめてください。あなたにはあなたなりの良いところや個性があるはずです。

あきらめムードいっぱいタイプ
診断結果からすると、あなたのテンション(緊張度)はかなり低い状態になっています。失恋中か仕事上のトラブル、あるいは非常にイヤなことがあったばかりではありませんか?もしそうだとしたならば、1週間以上時間をおいて、もう一度このチェックをしてみてください。きっと別の診断結果が得られるはずです。もし、そうでなければ、あなたはあきらめがちな傾向が強いので、もう一度、自分を見つめ直すことをお薦めします。いろいろな人に相談してみるのがいいでしょう。

…………フン。まあ、確かに、疲れてるし、自信はないし、優柔不断だけどさ(w。

しかし私個人の能力の有無はさておくとして、だいたいやねえ(ここからは真面目な話)。若い世代の雇用対策というと、「働く意欲の低下」とか言って、職業能力の開発ばかり強調しているけどさ、安定的に働いていけるための条件整備は、どれだけやってんのや?

日本経営者団体連盟(日経連、現在は日本経団連に統合)が1995年に出した労働問題研究委員会報告「新時代の『日本的経営』」では将来の雇用グループを3タイプに分けて、幹部候補の「長期蓄積能力活用型」以外のグループは正規雇用でなく派遣やパートなど非常勤・有期雇用を活用していく方向を打ち出したわけですよ。日経連が98年8月に、役員・会員企業を対象に行った「フォローアップ調査」では、近い将来の方向として、「長期~型」従業員が1割程度減少し、非常勤・有期雇用を活用する「高度専門能力活用型」、「雇用柔軟型」が増加する傾向が示されています。(要するに日経連加盟企業の希望もしくは願望といったところですね)

で、政府はそれを受けて、労働者派遣法を改定して、対象業務を拡大するというような労働分野での「規制緩和」を進めてきたわけですね。

その結果どうなったか。総務省の「就業構造基本調査」では、

正規職員3456万人(2002年)←3854万人(1997年)←3806万人(92年)

派遣・パート・バイト・嘱託1526万人(02年)←1157万人(02年)←952万人(92年)

と、この5年間で正規職員が400万人減少した一方で、非常勤が370万人増大しています。つまり正規雇用から非常勤雇用への入れ替わりが進んでいるわけですよ。

とくに15~29歳では

正規職員 875万人(02年)←1142万人(97年)

パート・バイト・派遣 381万人(02年)←308万人(97年)

と、有業者に占める非常勤雇用者の割合が97年の21.2%から、02年には30.3%に増えています。雇用規制の緩和で、長期的な生活設計、生涯設計が見通しづらい働き方を増やす方向へ“誘導”しておいて、若者の雇用が増えないのを若者の能力の有無に一面化して、雇用対策というと「能力開発」が中心であるかのように扱うのは、はなはだ疑問です。念のために言っておきますが、私は職業能力開発という施策自体を否定するつもりはありません。例えば職業訓練校のような施設はもっとつくるべきだと思います。東京都みたいに増設どころか統廃合するなんてのは論外です。(真面目な話はここまで)

ところで、この「診断」を紹介してくれた方々の診断結果には、上記2つの項目とともに、もう1つ、「恋愛」も出ていたんですけど、なぜ私の診断結果には、これについての部分が含まれていないんでしょうか? 「teakwon-v」さんと別に、これを紹介してくれた方は「どんな人間かよくわからないので恋にも出会えないタイプ」と評価されたそうですが、私の場合は、“評価の対象にもならない”と、こう言いたいわけですかそうですか(ちょっと涙目)。まあ、ワタクシのような人間と付き合ってもいいというギャンブラーな趣味の異性が、果たして世間にいるのかどうかは知りませんが。(w

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005年9月24日 (土)

砂上の楼閣(“衆院で3分の2”について)

さて、前回の記事でふれた小泉自民党の「圧勝」なわけですが、果たして「あっ、しょう」(すみませんすみません)というものなのかどうか。得票という点から見てみたいと思います。

今回の総選挙の比例代表で、各党の得票は下記の通りでした。(←の右側は前回2003年総選挙の比例代表得票です)

自民党 25,887,798票(38.2%)←20,660,185票(35.0%) 
民主党 21,036,425票(31.0%)←22,095,636票(37.4%)
公明党  8,987,620票(13.3%)← 8,733,444票(14.8%)
共産党  4,919,187票( 7.3%)← 4,586,172票( 7.8%)
社民党  3,719,522票( 5.5%)← 3,027,390票( 5.1%)
新党日本 1,643,506票( 2.4%)←(前回はナシ)
国民新党 1,183,073票( 1.7%)←(前回はナシ)

こうしてみると、自民党は確かに得票数では5百万票、25%伸ばしているんですが、得票率では3ポイント増ですから、「大躍進」とまではいかない感じです。一方、民主党も1百万票減らしましたが、「ガタ減り」とまではいかないかも…。公明、共産、社民は大体前回と同じぐらいでしょうか。連立与党全体では、得票率は51.5%。まあギリギリ過半数ですね。

比例代表の議席をみると、全体180議席のうち、

自民党  77【+1】(42.7%【43.3%】)
民主党  61    (33.9%)
公明党  23    (12.8%)
共産党   9    ( 5.0%)
社民党   6【-1】( 3.3%【 2.8%】)
国民新党  2    ( 1.1%)
新党日本  1    ( 0.6%)

ブロックごとの定数にも、そこでの各党の得票にもばらつきがありますから、ピッタリというわけにはいきませんが、大体、得票に応じた議席数ですね(【】内は、東京ブロックで自民党の候補者が全員当選したために自民党の分が社民党に配分されたのを“返した”計算結果です)。

でも議席数では周知の通り、ものすごい差が出ました。なぜでしょうか……。それは小選挙区制という“仕掛け”の作用なのです。小選挙区で各党が得票した合計を見ると、以下の通りでした。(公明党は自民党と調整しているので、実態に合うよう合算しました。また、社民党、国民新党、新党日本は立候補した選挙区が少なく、比較しづらいので、ここでは省略しました)

自・公   33,499,493票(49.2%)⇒227議席(75.7%)
民主党  24,804,784票(36.4%)⇒ 52議席(17.3%)
共産党   4,937,371票( 7.3%)⇒  0議席( 0.0%)

つまり、自民・公明は半数の支持も得ていないのに、4分の3の議席を占めたわけです。一方で、民主党は4割近く得票したのに議席は2割弱、共産党にいたっては7%得票したのに0という結果になりました。そう。小選挙区制は、第3党以下の政党は得票がほとんど議席に反映されない「死票」となり、第2党も得票がかなり切り縮められて議席に現れる、という“仕掛け”つきの制度なのです。(ほんとは死票率を計算したいのですが、膨大な計算で頭が大変なことになるので、やめておきます_| ̄|○)。

ここで、仮に、総選挙が全て全国11ブロックの比例代表で行われたと仮定し、先ほど紹介した比例代表の得票にもとづき、各ブロックごとに試算すると、各党の議席は、次のようになります。(各ブロックの定数は、現行の比例代表と小選挙区との合計とします)

自民党  186(38.8%)
民主党  149(31.0%)
公明党   65(13.5%)
共産党   32( 6.7%)
社民党   26( 5.4%)
国民新党   8( 1.7%)
新党日本  11( 2.3%)
新党大地   3( 0.6%)

ご覧の通り、各党の実際の得票動向をかなり正確に反映する結果になります(ブロックごとの試算内訳を知りたい方は、コメントに書いてください)。そしてこれを見れば、小泉与党=自民党と公明党の合計は、議席でも251と、半数をいくらか上回った程度の支持しか得ていないこと、少なくとも「圧勝」といえるものでないことは明瞭です。

つまり、小泉与党が衆院の3分の2を獲得した、というのは、小選挙区という「ゆがんだ鏡」によって“人為的”につくられた“虚構の多数”でしかないのです。たとえ3分の2を獲得したからって、郵政だけでなく増税も負担増も憲法改定も通してしまおう、というのは、絶対に許されないと思いますが、いかがでしょうか?

| | コメント (2) | トラックバック (2)

2005年9月21日 (水)

NEWS@nifty:第3次小泉内閣が発足(共同通信)

私がブログをさぼって休んでいる間の11日に行われた総選挙では、自民党が296議席を獲得、公明党と合わせると3分の2に達する「圧勝」をしました。一方、民主党は113議席で、前回(2003年)から64議席減らしました。これを受けて21日には特別国会が開会され、第3次小泉内閣が発足しました。

NEWS@nifty:第3次小泉内閣が発足(共同通信)

 衆院選を受けた、第163特別国会が21日召集され、小泉純一郎首相(63)が同日午後の衆院本会議での首相指名選挙で第89代首相に選出された。これを受け同日夕、皇居で首相の任命式、全員を再任した閣僚の認証式が行われ、自民、公明両党による第3次小泉内閣が発足した。[共同通信社:2005年09月21日 19時05分]

この勝因は、小泉首相が「郵政民営化。賛成か、反対か。『官から民へ』。改革を止めるな」と“ワンフレーズ”に絞った訴え(てゆーか単語の羅列)が、有権者に「小泉首相は本気だ」と写り、無党派層がどどっと雪崩のように支持した――というようのが、マスメディアなど大方の評価のようです。

小泉自民党は、郵政民営化で「税金が節約できる」「無駄遣いをなくせる」「郵貯・簡保の資金が民間に流れて経済が活性化する」と主張してきました。しかし、このブログでもこれまで書いてきましたが、①郵政公社は税金を投入しない独立採算制で、税金の節約にならない②無駄遣いを行っているのは政府の公共事業計画であり、無駄遣いをなくすならこの計画の廃止・撤回こそが必要③実体経済が回復せず、さらに大銀行が貸し渋りをしている現状では、資金需要も十分伸びないだろうし、郵貯・簡保資金も投機資金に回り、国外に流出するだろう――といった問題点には、全く答えていません。さらに根本的な問題として、離島・山間部を含めた国民のユニバーサルサービスをどう保障するかという問題もありました。

しかし、総選挙をめぐる報道で、マスメディアはほとんど「小泉『刺客』と造反組」の対決構図を描くことに奔走して、これらの問題点、疑問点について、ほとんど何ら検証しませんでした。さらにいわゆる「サラリーマン増税」や消費税増税、憲法9条改定問題についても、何ら警鐘を鳴らしませんでした。

投票日の数日後には、財務相がさっそく定率減税の「廃止」を口にし始めました。

夕刊フジ「小泉早くも大増税劇場開幕、定率減税07年にも全廃」

総選挙中は口をつぐんで国民の審判を仰ぐことを回避し続け、選挙で勝ったらさっそく口にする。この姿勢は、相変わらずヒキョーですが、それはそれとして、衆議院の3分の2という多数は、通常法案の場合、参議院で否決されても衆議院で再可決=成立させられるわけで、これは今後、大変な規模での負担増や国民の権利の圧迫という形で降ってくることになると思います。

もちろん、「多数だから」と、黙っておとなしく受け入れるつもりはありません。ええ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年9月10日 (土)

憲法守るの? 変えるの? 社民党の「?」

ココログで投稿しようと文章を書いていたら、IEがバグって、10回近く書き直しするはめになりましたよ………_| ̄|○ いい加減にせいよMS!

さて、うちに入った選挙公報を見ていたら、地元の民主党前職さんの「私も応援します」コーナーに民主党の都議、市議にまじって、社民党の市議が名前を並べていました。あれっ? 社民党は「憲法を守る」立場なんですよね。その党の地方議員が「憲法を変える」と主張している民主党の前職を「応援する」って、どういうこと?

そういえば、4日のNHKテレビ党首討論を見ていたとき、社民党の福島党首が共産党の志位委員長から“社民党は民主党と選挙協力をしているじゃないか”とツッコミされて、「していません。志位さん、(協力)していません」と否定していましたよ。どっちやねん?

……と思っていたら、実はやってるんじゃないですか、選挙協力。

Yahoo!ニュース-共同通信「土井氏は比例単独5位 7小選挙区で民主と協力」

 社民党は22日午前、党本部で在京幹部会を開き、衆院選で土井たか子前党首を比例近畿ブロックの単独候補として擁立し、名簿順位を最下位の5位とすることを決めた。大阪10区から出馬する辻元清美元衆院議員ら4人の重複立候補者を同列で1位とする。
(中略)
 又市氏(幹事長)は民主党との選挙協力に関連し、宮城6区、山形3区、新潟3区、香川3区、佐賀3区、大分2区、沖縄2区の7選挙区で、民主党が候補者を擁立しないことで合意したと発表。(共同通信) - 8月22日12時30分更新

その後も協力は進んでるみたいですね。こちらは公示前ではなくて、今週のお話。

Yahoo!ニュース-毎日新聞「社民、県内小選挙区で民主と協力 /滋賀」

 11日投開票の衆院選で、社民党県連は5日、県内4小選挙区について民主党県連と協力協定を結んだ。当選後、(1)平和憲法の精神を擁護(2)イラク派遣の自衛隊を今年12月までに撤退(3)教育基本法の改悪に反対(4)省資源・省エネルギー循環型経済の確立(5)障害者の自己負担増を強いる障害者自立支援法に反対――の5項目を目指すとする内容。
 鎌田明彦・社民党県連幹事長は「民主に比例票を求めることはしない。政権交代でイラクからの自衛隊撤退を実現し、県内で民主に護憲勢力に入っていてもらいたい」としている。【森田真潮】(毎日新聞) - 9月6日17時4分更新

「県内で民主に護憲勢力に入っていてもらいたい」って、あのねえ………。憲法を変えることを掲げている政党にそんな期待を持ってどないしますのん? よく分からんわ~~。

「憲法を守る」と言いながら、「変える」党と選挙協力したり、協力しながら党首が「してない」と言ったり、どうなっとるんですかしらん? これじゃ、どこか別の党から「不確かな党だ」と言われてもしょうがない気もしますわね。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

またテンプレ変更

ところで、もう9月も半ばです。昼間はまだクソ暑いけど、夜になるとさすがに涼しくなってきたので、ちょいと気分を変えて、ココログのテンプレを変えてみました。どうでしょ?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

カレーライスとライスカレー

いよいよ総選挙も最終日です。マスメディアは「2大政党の対決」と書き立てています。こんななかで自民党から民主党会派に移った田中真紀子氏が先日、こんな演説をしたそうです。

民主 都市部で反攻 応援の“真紀子節”さく裂(読売新聞)

 「(小泉首相は)いい子に育つと思って見てきたんですが……。(郵政民営化で)国民の貴重な財産が外資に持って行かれるかもしれないのに、頭モジャモジャ、頭の中もモジャモジャで何も分かっていない人が意地を張っている」(中略) 「民主党を中心として政界を再編したい。そのためにはまず、政権交代することです。こんなまじめな代表がいるじゃないですか」とまず岡田氏を持ち上げた。その後、「冷たくても『自民党カレーライスが食べたい』という方、もっとおいしい民主党スパゲティがちゃんと出来ている。食べてみて」とまくし立てた。

……ということだそうですが、そうなんでしょうか。民主党は政策で、「郵貯・簡保を徹底的に縮小」「預入限度額をさらに500万円に引き下げ」「8年以内に郵便貯金220兆円を半減」と掲げています。現在、日本郵政公社は独立採算制で、自民党の主張とは違って、税金は1円も投入されていません(詳しくは決算書をご覧ください)が、この政策を実施した場合、郵貯・簡保事業が縮小され、これによって支えられている郵便局ネットワーク体制が維持できなくなってくるでしょう。また、郵貯・簡保の縮小で民間金融市場に流出した資金は、国債の買い支えに回るか、投機によって海外に流出することになるでしょう。真紀子サンが指摘する「国民の貴重な財産が外資に持って行かれるかもしれない」のは、民主党案でも同じなわけです。もともと、民主党も郵政民営化自体には賛成なわけで、いわば「小泉型」でなく「岡田型」ならよい、ということなんですよね。

このブログでも、これまでにもつぶやいてきましたが、郵政民営化だけでなく、いわゆる「サラリーマン増税」や消費税増税も、手順や具体的な額の違いはあっても、実施することには変わりないわけです。憲法問題でも、9条を改定して自衛隊を“認知”する点、条件に若干の違いはありますが、海外で武力行使を可能にする点でも、自民党と民主党は同じ方向に立っています。

これでは、民主党は真紀子サン流の言葉を使えば、「スパゲッティ」どころか、「自民党カレーライス」と中身は同じ「ライスカレー」でしかないと思うのです。

これについては、朝日新聞も、

「小さな政府」競う自民、民主 見えない対立軸で、

 最終盤を迎えた選挙戦で自民、民主の2大政党は、ともに税金の節約や公務員の削減などを掲げ、「小さな政府」を目指す方向で足並みをそろえる。巨額の財政赤字や少子高齢化の前に、政策の選択肢が狭まった現実を踏まえたものだ。

……と、指摘しています。

“同じ方向性を向いて、違いがない”という「朝日」の指摘は同感です。ただ私は、「朝日」がその背景を「政策の選択肢が狭まった現実を踏まえた」としているのは、違うのではないかと思います。「2大政党」だけでなく、「朝日」を含めて、社会保障の費用負担を議論すれば、消費税増税か国民の社会保険料引き上げしか選択肢がないかのように喧伝し、それ以外の選択肢、例えばヨーロッパより低い水準にとどまっている企業負担の引き上げなどという選択肢を頭から排除して、ここに踏み出そうとも、それ以前に、検討しようとすらもしないだけのことに過ぎないと思うのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年9月 9日 (金)

「衆院選最終盤、『増税』巡り舌戦に熱」(読売新聞)

総選挙は最終盤になり、所得税の各種控除の廃止・縮小をはじめとしたいわゆる「サラリーマン増税」、消費税増税など、増税問題で各党の論戦が激しくなっています。自民党が07年度消費税増税を打ち出したと思ったらすぐに否定したり、民主党が「増税の自民か、歳出削減の民主か」と主張したりしています。

NEWS@nifty:衆院選最終盤、「増税」巡り舌戦に熱(読売新聞)

 11日投票の衆院選で、「増税」をめぐる舌戦が熱を帯びてきた。劣勢が伝えられる民主党は「大増税ストップ」を前面に掲げ、巻き返しを図る構えだ。
 自民、公明の両党も民主党が提唱する「年金目的消費税」を批判し、応酬している。
 民主党の岡田代表は7日、都内などで街頭演説し、2007年度中をめどに「消費税を含む税体系の抜本的改革を実現する」との自民党の政権公約(マニフェスト)について「これは消費税(率)を上げるということだ。郵政民営化よりも、ずっと大きな話だ。自民党は(増税を)隠している」と繰り返し批判した。
 民主党は6日夜の総合選挙対策本部の役員会議で、選挙戦の最終盤は年金改革とともに「大増税ストップ」を重点的に訴える方針で一致した。有権者の関心が高いことや、この問題で一時、自民党幹部の発言が混乱したためだ。
 自民党の武部幹事長が8月28日のテレビ番組で、07年度の消費税率引き上げに言及したが、その後、記者会見で否定。小泉首相も29日の党首討論などで、「07年度の消費税率引き上げは早い」「実施は(07年度の)数年先になるだろう」との考えを示している。
 1998年の参院選では、当時の橋本首相が主張した「恒久的減税」という表現のあいまいさが批判され、自民党が惨敗した。民主党は今回、この再現を狙っているとの見方もある。
 与党側は、民主党の主張には直接反論せず、民主党が年金制度改革の財源として導入するとしている「年金目的消費税」に批判を集中させている。岡田代表が同税の税率を3%と明言しているが、自民党の武部幹事長は7日の札幌市での街頭演説で、「我々の試算では10%に上げても間に合わない」と強調。公明党の神崎代表も同日、都内で街頭演説し、「岡田代表は3%。別の幹部は5%くらいだと言う。政府の試算では6%を超えるのではないかとも言われる。肝心なことが民主党のマニフェストに書かれていない」と切り捨てた。
 共産、社民両党は、消費税率アップに反対する姿勢を強調している。
[読売新聞社:2005年09月07日23時56分]

自民党については以前の記事で増税の政策を紹介しましたが、民主党が「増税反対」を強調しているのには、「?」と感じます。民主党の岡田代表は「3年間は大きな増税はしない」(先月14日、テレビ朝日番組で)とのべていましたが、民主党の政策では、

次世代育成をすすめる一環として、配偶者控除・配偶者特別控除・扶養控除(老親控除以外)を廃止することにより、子ども手当(児童手当)を充実します。

また、消費税についても、別の部分

新制度発足後の最低保障年金の財源は、予算のムダづかいに徹底的にメスを入れて実現する基礎年金国庫負担分2分の1の財源に加えて、安定的な経済成長の実現を条件に、年金目的消費税の導入によって確保します。

としています。子育て世帯への経済的支援策は必要ですが、その財源として所得税控除の廃止をあてるのは、かなり疑問です。子育て世帯にとっては、“右のポケットから金を取って、左のポケットに入れる”ようなことになりますし、手当の支給対象外の世帯にとっては、全くの増税以外の何ものでもないからです。それに岡田さんの発言は「3年間は…」という“期間限定”です。この選挙で選ばれる衆院議員の任期は4年間なのですから(途中で解散するかもしれませんが)、残り1年の時点で増税をやるんですか、ということになるんでしょうか。

消費税については、以前からここで書いている通り、低所得者ほど手厚い支援が必要な社会保障の財源として、低所得者ほど負担割合が高くなる消費税をあてるのは、意味がないというか、おかしいのではないかしら。

私は、所得税控除の廃止・縮小や消費税増税など、低所得層、中堅所得層に負担をかける増税には、反対です。こうした増税は、国民の多数が持つ可処分所得、消費購買力を奪い、結局、経済の立て直しも遅らせることにつながると思うからです。それよりも、ずっと続いている高額所得者の減税こそ見直すべきだと思いますが、いかがでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (5)

2005年9月 3日 (土)

「郵便局が一番優しい」

総選挙で「刺客」だなんだと物騒な言葉が飛び交っていますが、そんな話題が出る選挙区の一つ、東京10区をめぐって、こんな記事が出ていました。

朝日新聞(東京版)9月2日付「東京10区を歩く③ 郵便局が一番優しい」

 1日午後3時過ぎ。全盲の織田洋さん(51)は郵便局の現金自動出入機(ATM)の前に立つと、受話器を手に取った。音声案内を聴きながら、点字表示のある数字ボタンを押す。

 「我々、視覚障害者に一番優しい存在が郵便局なんですよ」

 意外に知られていないが、目の不自由な人が操作できるATM設置のほか、点字による郵便貯金の内容通知書など、銀行業界では一部でしか実施されていないサービスが郵便局には多い。

 弱視の山城完治さん(49)が毎月2回、自宅に届く点字の郵貯通知書を見せてくれた。B5判の紙に水道、ガス、電話料金の支払額や残高が点字で打たれてあった。「預金通帳を人に見てもらわなくても、金の出入りが確認できる」

 郵政民営化の是非が叫ばれる今回の総選挙。「こんなに身近で切実な選挙はない」と2人は口をそろえる。

 「だって、小泉首相が勝って民営化が実現したら、『官』だからできたこんなサービスは大手銀行並みになくなる。年間300万通も利用されている点字郵便物の無料制度だって……」

 「顔」を見られないから、候補者の「声」に耳を澄ませる。10区の4候補は「高飛車な声」と「おっとり声」に二分されるそうだ。

 ちなみに小泉首相の声は。「最近、声が低く、非情な感じがする」

朝日新聞を含めて、マスメディアは郵政民営化推進一色ですが、たまにはこんな記事も載るんですね。この問題はもちろん単に東京10区だけの問題ではなく、全国的な問題ですし、障害者の方々にとっては死活問題です。でも、私の記憶では、この角度で問題を掘り下げた記事は日本共産党の「赤旗」ぐらいで、一般商業紙では見当たりません。

小泉首相は「民営化すればサービスがよくなる」と(壊れたレコードのように)叫んでいますが、このようなサービスはどうなるのでしょうか。国鉄も分割民営化されて20年近くたちますが、地方ではローカル線が採算が取れないために、どんどん廃止されたり、第3セクターに移行したものの経営難に直面したりしています。このブログでも以前、離島にも郵便局はあるということを紹介しましたが、結局、民間でできる分野と民間にはできない分野というのがあるわけで、ユニバーサルサービス(誰でも全国どこででも一律にサービスを受けられる)を保障できるのか、採算が取れなければ保障しなくてもよいというのか、きちんと考えて、検証する必要があると思います。マスメディアにも、それを求めたいのです。せめてこういう記事は、地方版だけでなくて、全国面で載せてほしいなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年9月 2日 (金)

「政策アンケート」のご案内

農村部などに「青年団」という、若い世代の集まりがあります。大都市部では、存在を聞くこともあまりありませんが、ある都市もあります。で、その青年団の全国団体「日本青年団協議会」が、11日投票の衆院総選挙に向けて、「政策アンケート」というものに取り組んでいるそうです。

ご興味がおありの方々は、参加されてはいかがでしょうか? ⇒アンケートはこちら

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年9月 1日 (木)

「会社猫」

最近、私の「会社」のビルに、どこから来たのか猫の親子が住み着いています。

この写真は、「会社」の2階にある私の職場から、ベランダでくつろぐ猫(親)をケータイのカメラで撮ったものです。aug31_1741ビルはオフィス街で、そばには居酒屋チェーン店もあるためか、ネズミがよく出るのですが、私も何年か前に宿直をした時に、夜寝ている近くをネズミが走っていったことがありました。猫が居着いているのは、その対策………なんてことは、まさかないと思いますが、結果的にはネズミの出現数は減っているようです。

この猫親子、まあ元気で、二階にある職場で会議や仕事をしていると、ミーミー鳴いてうるさいやら、昨夜は子猫が窓から職場に飛び込んできて、忙しく仕事をしている私達の足もとで机や資料の山の間を走り回るやら、今日の昼などは一階から二階に延びている排水管と、壁の間を伝い登ったあげく、降りられなくなって、ミーミー鳴いているやら………。困ったもんです。

うーん。でも猫萌えな私としては、「かわいいので許す!」と言ってしまいたい気持ちも………。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2005年8月 | トップページ | 2005年10月 »