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2006年3月16日 (木)

「ひき逃げの女性米兵、米軍が減給・降格などの懲戒処分」(読売新聞)

昨年暮に東京・八王子市で米軍人が小学生3人をひき逃げし、逮捕されながら、「公務中だった」として即日釈放された事件がありました。加害者の軍人は結局、軍の裁判にもかけられず、減給処分ですんでしまいました。

「ひき逃げの女性米兵、米軍が減給・降格などの懲戒処分」(読売新聞)

 米海軍厚木基地(神奈川県大和市など)に所属の女性水兵(23)が昨年12月、東京都八王子市内で小学生3人を車ではねて、道交法違反容疑(ひき逃げ)で逮捕されながら、日米地位協定に基づき、公務中との理由で釈放された問題で、米軍側がこの水兵を減給などの懲戒処分にしていたことが15日わかった。
 在日米海軍司令部(同県横須賀市)によると、処分は2日付けで、水兵に対して「無謀運転だった」とし、基本給を2か月分半額とするほか、45日間の謹慎処分とし、階級を降格させる懲戒処分とした。ただし、謹慎と降格は執行猶予。
 処分は、軍事裁判ではなく、艦長が判断する懲戒裁判で決められたという。
 水兵は昨年12月22日午後1時ごろ、ワゴン車を運転し、八王子市大谷町の国道16号で、信号を無視して交差点に入り、横断中の小学3年の男子児童3人をはね、重軽傷を負わせたまま逃げた疑い。
 けがをした児童(9)の母親(37)は、「女性水兵の処分については、米軍側から何の連絡もなく初めて知った。もっと重いと思っていた。納得がいかない」と話していた。

日本の法律では、ひき逃げでケガをさせた場合、「5年以下の懲役又は50万円以下の罰金」(道路交通法117条)に相当するようです。これに比べると、まあ非常に軽い「処分」ですねえ。加害者は、一度は日本警察に逮捕されたのに、「公務中」との「証明書」を発行されたことにより釈放されましたが、実際に公務中であったのか、どの程度の「公務」であったのかは全く分かりません。しかも米軍内の裁判すらも受けずに、“所属長判断”で「処分」が決まりました。

米軍基地に“囲まれている”沖縄県をはじめ、地方自治体からは、犯罪発生時に容疑米兵の引き渡しをできるよう日米地位協定の改定を求める声があがり続けていますが、日本政府はまともに取り合う姿勢とは、とてもいえません。いつまでこのような状態が続かなければならないのでしょうか。

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コメント

日本政府の米軍にたいする卑屈さというのは相当のものだということは、以前沖縄であった陰惨な事件で痛感したことでしたが、BSE問題しかり、米軍基地問題しかり。
一方で、アジア諸国にたいしては居丈高な態度をとる。
戦前の日本帝国主義時代の感覚となんら変わるところのない人たちが政権についてるんだと思うと、薄ら寒くなってきます。

さて、サイト引っ越し作業も無事終了。
新しいURLを「掲示板」にはりつけておきました。
こんごともよろしくお願いします。

投稿: Kyawa | 2006年3月18日 (土) 午前 10時31分

……よく考えたら、コメントのURL欄に、新しいURLを登録すればよかったんですよね。
このコメントで登録しました。

投稿: Kyawa | 2006年3月18日 (土) 午後 01時03分

★Kyawaさん
コメントありがとうございます。お返事が遅くなりすみません。
アジアの外国からの批判には「き然と対処する」などとうそぶいて、批判に耳を貸さないのに、アメリカに対しては批判すべきこと、き然と対処すべきことも口をつぐむ。訳を問えば「同盟のため」……。このような国でよいのでしょうか。心底から思いますね。

引越しおめでとうございます。掲示板も拝見させていただいています。

投稿: かわうそ | 2006年3月23日 (木) 午後 09時52分

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