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2006年5月29日 (月)

教育基本法の改定といえば……

前回ふれた「愛国心」の問題だけでなく、

10条「教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負つて行われるべきものである。
2 教育行政は、この自覚のもとに、教育の目的を遂行するに必要な諸条件の整備確立を目標として行われなければならない。」

の改定も大きな問題です。今、たまたま超有名なマンガ・本批評サイト「紙屋研究所」さんを覗いたら、ちょうどこの問題についての論評を掲載していました。せっかくの機会(?)なので、ご紹介します。ぜひご一読を。

紙屋研究所:「村井実訳『アメリカ教育使節団報告書』 宗像誠也編『教育基本法』」

ところで、上の話題とは全然関係ありませんが、紙屋研究所さんといえば最近、、、

「しんぶん赤旗」連載の月1マンガ批評「いまどきのマンガ」(毎月中~下旬に掲載)で、『エマ』(森薫著、エンターブレイン)を「傑作である」と絶賛しておられました。“メイド萌え”な女性漫画家が描いた、“メイド萌え”でないメイド漫画ですね。(ちなみに、前月は、こうの史代著『さんさん録』でした)

見出しが「メイドと貴族の真剣な恋」とあったのは、このマンガを考えると、少し不正確な気がしますが、記事中には主人公のメイド(エマは彼女の名前)の恋人のことを「上流階級」としていて、「貴族」としてはいなかったので、編集者の間違いなのでしょう、多分。

「赤旗」のサイトで「いまどきのマンガ」を読むことはできませんので、気になる方は今月24日付「赤旗」を見てください。(研究所さん本体の「エマ」評はこちら

それから、研究所さんが最近取り上げた本のなかで、佐々木俊尚著『グーグル』(文春新書)というのがあったので、私もつられて読んでみました。研究所では、

「ちょっと精度の高い検索エンジン」という程度のぼくのgoogle観を一変させた。

としていたのですが、私も同感しました。とくに、「検索」から始まったはずのグーグルが「秘密のアルゴリズム」をもってネット世界を席巻し、いや席巻どころか、それまでの市場を破壊し、新たな「秩序」、というよりはむしろ「巨大な権力」を打ち立ててしまったことに驚かされ、戦慄さえ覚えました。

著者の佐々木氏は「あとがき」のなかで、

「グーグルはそれら新しい秩序の中で、すべてをつかさどる強大な『司祭』になろうとしている。それは新たな権力の登場であり、グーグルにすべての人々はひれ伏さなければならなくなるかもしれない」

とのべておられるのですが、このグーグルはこれだけ巨大な「権力」を持ちながら一企業、私的資本に過ぎないのですね。佐々木氏の指摘する「監視社会」もそうですが、私的資本が一方的、排他的に(アルゴリズムは企業秘密なのだそうですし)ネット世界を管理する(グーグルがどこか他の会社に買収されることがあったとしても、それは独占者がグーグルからA社に代わるだけのことに過ぎない)ということは、ネット世界では、その「ルール」から漏れた、あるいは「切られた」人・団体はネット世界での生存権を事実上奪われることになるのではないかしら……と思ったわけなのです。

また、同時に、これらのシステムがオープンソースなどで構築された場合、公正・民主的な活用の可能性がどのようにして広がっていけるだろうか、また市場原理主義の“高度競争社会”から共同社会に作り替えていく上でどんな役割を果たしていけるか………、なんてことも漠々と思った次第です。

何についての記事なのか、分からなくなってしまったな^^;。まあ、紙研はエライと、ただの萌えヲタクじゃないということで。(そんな結論なのか^^?)

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