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2006年11月21日 (火)

石原慎太郎氏の優雅な出張

東京都の石原知事が、度重なる海外出張のさい、都の規定を大幅に超過する高級ホテルやクルーザーに泊まっていた、ということで、大きな話題になっています。

asahi.com:「石原都知事、規定超す宿泊費 共産都議団が指摘」(16日付)

 東京都の石原慎太郎知事が海外出張の際、都条例の規定を大幅に超過する高級ホテルやクルーザーに宿泊し、衆院議員時代からの秘書も、飛行機は知事と同じファーストクラスに格上げしていたことが15日、共産党都議団の調査で分かった。石原都知事の規定額は総理大臣と同額だが、それを超えていた。神奈川、埼玉、千葉の各知事はそれより下のランクで、いずれも「規定額を超えたことはない」という。
 石原都知事はこれまでに計19回の海外出張をしており、共産党の調査では、記録が残っている過去5年の15回分で、同行職員分も合わせて出張費の総額は約2億4350万円に及んだ。同党はこのうち6回について、情報公開請求で詳細な記録を入手し、公表した。
 都知事の宿泊費や交通費、日当は48年制定の都条例で定められている。「国家公務員等の旅費に関する法律」に準じており、総理や最高裁長官と同額だ。例えばロンドンやワシントンなど大都市では1泊4万200円。だが、詳細な記録のある6回の出張では、石原知事の宿泊費は規定の3.3~1.6倍だった。
 01年9月のワシントン出張では、1泊26万3000円~13万1500円のホテルに泊まり、同6月のガラパゴス諸島への出張では大型クルーザーを5日間借り切り、1泊あたり13万1000円だった。
 6回の出張にはいずれも特別秘書が随行し、5回は知事と同じファーストクラスを利用。都の規定では、知事はファーストクラスだが、特別秘書はビジネスクラス。今年5月のロンドン出張では、格上げの理由を「知事と機内で打ち合わせを行う必要がある」とし、航空運賃は規定を約80万円超える167万5700円だった。
 また、5回の出張では大手通訳会社と随意契約し、通訳が日本から同行している。うち4回の理由書には、「知事自身が発言を無意識に省略あるいは割愛した場合に、必要に応じて都政の現状や知事の従前の発言を踏まえて適宜補足するという高度な技術が不可欠」と書かれていた。
 石原知事はこの日、「何も豪勢な旅行をしようと行っているのではなくて仕事だから。(出張費の使い方は)知事が差配することではない。規定はよく知らないし、それからはずれているなら直さなければいけないと思う」などと語った。

この問題を告発した日本共産党東京都議団のサイトはこちらです。

この問題を16日夕方のテレビニュースで紹介していたのを見ましたが、01年9月にニューヨークに出張した時に泊まったホテルで、大きな部屋や大理石張りの風呂を映していて、「これは豪華だなあ」と思っていたら、レポーターが“実際に宿泊した部屋は取材できなかったが、この部屋より2ランク上の部屋だ”と話していました。どんな部屋に泊まったのかしらん。石原知事は、このテレビ番組で映した記者会見では、「外れているなら直せばいいじゃない」と投げやりな感じでした。

しかし、別の番組で、コメンテーターが“セキュリティ上、高い部屋もやむを得ない”と話していましたが、どういうセキュリティ上の理由で、そんな高額の部屋が必要になるというんでしょうか? さらにまた別の番組では、元警視庁の課長さんが“こういう投げやりな答えは無責任だ”と知事のコメントを評していました。

で、この問題に対しては、都民から批判が相当寄せられているそうです。

東京新聞21日付「都知事の海外出張費『高すぎ』 2億4000万円に批判180件」

 東京都の石原慎太郎知事が今年六月までの五年間に計十五回行った海外出張について、随行職員の分を含め総額約二億四千万円かかったと共産党都議団が今月十五日に指摘。二十日までの六日間に、「高額すぎる」などと約百八十件の批判の声が電話やメールで都庁に寄せられた。
 交通費や宿泊費は都条例に規定があるが、都人事委員会との協議で認められれば増額できる。共産党都議団によると、今年五-六月の五泊の英国視察では、知事の宿泊費の規定は十八万七千六百円だが、増額が認められて三十九万六千円が支出されるなどした。
 都の「都民の声課」によると、寄せられた意見は計百九十三件。主な内容は「(支出は)常軌を逸している」「こんな使われ方を知ったら、税金を納めたくなくなる」など、九割以上の約百八十件が批判意見で、支出を容認する意見は数件だったという。
 一方、石原知事が今月十日の記者会見で、文部科学相あてに届いたいじめによる自殺を予告した手紙について、いたずらとの見方を示した上で「あれだけの騒ぎになって当人は満足して死なないの? 死ぬの?」などと発言したことにも、二十日時点で計百五十三件の意見が寄せられた。
 このうち約百二十件が知事の発言に批判的な内容で「いたずらだったとしても、いじめで苦しむ子どもを深く傷つけた」「現在の学校やいじめの実態を何も理解していない」などだった。

“常軌を逸した支出”“税金を納めたくなくなる”――全く同感です。

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