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2006年11月11日 (土)

「再チャレンジ」でもヤラセ質問!?

教育基本法の「改正」案をめぐり、「タウンミーティング」で「改正」に賛成の質問をするよう、政府が学校・教育関係者にヤラセ質問を依頼していたことが、日本共産党の暴露で大問題になり、政府もついに事実を認めました。ところが、コトは教育基本法だけじゃなかったという疑惑が、新たに浮上してきました。

「『再チャレンジ』でも質問依頼、内閣府が北海道庁通じ」(読売新聞)

5月に札幌市で「再チャレンジ」をテーマにした政府のタウンミーティングで、内閣府が北海道庁を通じて参加者に質問を依頼していたことが10日、明らかになった。教育改革以外の分野で質問依頼が判明したのは初めて。
 札幌市の会合は5月21日に開かれ、当時、官房長官だった安倍首相も参加した。北海道によると、5月の連休前後に内閣府の担当者から「会を円滑に進めるため、誰か質問者を推薦してもらえないか」と依頼があった。担当部署で協議の上、札幌市で働く30代の女性会社員に参加と質問の意思を確認し、内閣府に連絡したという。質問内容の指定や強要はなかったという。
 この問題について、安倍首相は10日夜、「そういった報告は受けていない。すべてのタウンミーティングで、きっちりと調査するように指示している」と記者団に述べた。

「再チャレンジ」といえば、小泉前政権の路線をまっすぐ受け継いだ安倍内閣の最大の売り文句の一つです。

小泉・安倍政権の「再チャレンジ」路線なんてのは、例えば雇用面で見れば、労働力の供給側(つまり労働者)で就業訓練などを整備したとしても、労働法制の「規制緩和」で、企業が不安定雇用の比重をどんどん高めている労働需要側の構造に何らメスを入れないままでは、たとえ誰かが「再チャレンジ」に「成功」したとしても、その分、他の誰かが蹴り落とされるだけで、またしばらくすれば「成功」者も再び「負け組」に転落する、という“万人の万人に対する競争”的構図は全く変わりません。

ことほどさように、安倍内閣の「再チャレンジができる社会にする」といううたい文句は非常にウサンクサイものだと、私は思いますが、もし、これもヤラセに支えられていたとすれば、そのウサンクサさがいっそう強烈なニオイつきで強まっていくことになるんじゃないでしょうか。

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コメント

 初めましてtorayoko2006と申します。PPFV BLOGでは、お世話になりました。ありがとうございます。

 はあ・・・。また「やらせ」ですか?・・
こうなると「タウン・ミーティング」の存在意味って全くないですね。存在の意味のない
「タウン・ミーティング」を元にしての教育基本法改悪法の存在意味も全くないと言うことになるんじゃないですかねぇ・・・

投稿: torayoko2006 | 2006年11月11日 (土) 午前 01時57分

torayoko2006さま。初めまして。ようこそおいでくださいました。

全く、大言壮語を振りかざして、「教育の再生」だの「再チャレンジ」だの何だのとヌカしていますが、“一皮めくればこんなもの”という彼らが、一体そんなことをする資格があるのか、と言わずにはおれませんね。

最近更新度が低下していますが、また時々、お立ち寄りください。

投稿: かわうそ | 2006年11月12日 (日) 午前 01時10分

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