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2007年2月 2日 (金)

本棚の備忘録

昔から、後先を考えずに本を買ってきて、大して読みもしないうちにまた次を買って…というのを繰り返して本棚をあふれさせてしまう悪い癖(というかビョーキ)があって、4年ほど前、独り暮らしを始めるさいに、読んでいない本などを3割ほど処分したのですが、ビョーキは相変わらず“治療”していないので、また本棚がぐちゃぐちゃになり(ここで「お前がぐちゃぐちゃなのは本棚だけじゃなくて、下宿全体だって、職場の机だって同じだろ!」というツッコミは禁止です)、本棚(大×2と中×1)のほかに、塔が2つか3つほどできています。

で、どの本があるんだかないんだか、読んだんだか読みかけなんだか読んでいないんだか、自分でも分からなくなってきているので、とりあえず年明けから買った本を並べてみて、反省材料にするのをめざしてみることにしました。(いつまで続くか--;)

有森隆+グループK『「小泉規制改革」を利権にした男 宮内義彦』(講談社)

オリックス会長の宮内氏が、「規制改革会議」議長として病院経営への株式会社参入の解禁、株式取引の規制緩和など、小泉前政権の「規制緩和」を強行推進し、それと同時に規制緩和された分野に「新規参入」し巨利をあげていったという“政府中枢に入り込んだインサイダー”“平成の政商”ぶりを詳しく描く。佐々木憲昭、塩川鉄也両氏など共産党議員の質問もちゃんと紹介していたのは、ちょっと意外だった。しかし著者は「規制緩和自体は決して悪いことではない」という立場で、「規制緩和」でオリックスなど巨大企業が巨利をあげる陰で、ワーキングプアが増大するなど社会的格差が急速に進んでいったことについては、あまり視野に入っていない感じ。

小暮太一『マルクスる? 世界一簡単なマルクス経済学の本』(マトマ商事)

佐々木憲昭(編)『変貌する財界 日本経団連の分析』(新日本出版社)

門倉貴史『ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る』(宝島社新書)

東谷暁『金より大事なものがある 金融モラル崩壊』(文春新書)

林信吾『反戦軍事学』(朝日新書)

黒井文太郎『北朝鮮に備える軍事学』(講談社+α新書)

「紙屋研究所」の書評を読んで購入。北朝鮮の核問題は確かに北東アジア全体にとって脅威だが、この問題と向き合ううえでも、軍備の強化は必要ないし、米軍が戦争を開始すると日本も巻き込まれる、というシステムは、日本の安定にはかえって危険だな、と感じた。

都留重人『近代経済学の群像』(岩波現代文庫)

ガルブレイス『ゆたかな社会 決定版』(岩波現代文庫)

松山剛『閻魔の弁護人』(新風舎文庫)

知人の新人作家によるライトノベルで、「新風舎文庫大賞」準大賞作。

吾妻ひでお『逃亡日記』(日本文芸社)

自身の失踪後のホームレス生活、アルコール依存症を描いて話題になった『失踪日記』(イーストプレス)、その後のようすを紹介した『うつうつひでお日記』(角川書店)に続く第三弾。漫画かと思って買ったら、ほぼ全編インタビューだった。

◆漫画

若杉公徳『デトロイト・メタル・シティ』1、2巻(白泉社)

ライブで「殺せ殺せ」と絶叫するデスメタルの帝王「クラウザーⅡ世」。でも本当は、デスメタルよりも「オシャレなポップ」をやりたいのに……という苦悩の日々。

大石まさる『続 水惑星年代記』(少年画報社)

軌道エレベーターで月まで行ける時代、いろんな男女の恋の成り行き。

たなかじゅん『ナッちゃん』20巻(集英社)

零細町工場を営む女の子。知恵と工夫で、難題に向かっていく。

◆そのほか読み終えた本

屋嘉宗彦『新版 マルクス経済学と近代経済学』(青木書店)

どういう労働が社会の基礎をつくる「生産的労働」となるかという把握は、当たり前だけど社会の発展の度合いに基礎付けられているのだなあ。「新古典派」以降がそんな問題への関心を失い、もっぱら商品価格や利子率などの量的関係を云々しているのを、どう理解したらいいのか、よく分からんところも。

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