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2007年2月26日 (月)

石原都知事に笑われる民主党

東京都知事選が目の前に迫って、民主党が急に石原知事への批判を強めていますが、当の石原知事からは笑われています。

「『私に寄ってくる民主党議員がたくさんいる』 自民都連集会で石原都知事発言」(しんぶん赤旗)

 東京都の石原慎太郎知事は二十四日、渋谷区内で開いた自民党東京都連の「統一地方選・参院選 必勝総決起大会」であいさつし、「首長はあんまり政党の看板しょわない方がいい。実は民主党の中にもね、私に寄って(く)る議員がたくさんいるんですよ」などと、自民党の推薦を辞退した経緯を説明しました。
 また、都議会で民主党がにわかに石原知事の批判を始めたことにも触れ、「だいたい民主党ってのはよくわからないんだけども、私たちが言い出したことに反対したことがないんですよ。急にこう変わっちゃってですね、何だか訳のわからない根も葉もないことを言ってとにかく、議会が混乱してる」とのべました。

民主党は今開かれている都議会で、さかんに石原知事を批判していますが(予算審議で石原知事との一問一答が都議会のHPで紹介されています)、これまでずっと“石原マンセー”できた党が、急に批判を始めても、全然ぱっとしないなあ。

このサイトで紹介している田中良議員(この方は民主党の幹事長だそうです)の22日の質問を見ると、知事が鳴り物入りで設立した「新銀行東京」で赤字が続いていることを取り上げて、

こういう思惑違いとか見込み違いというのは、今の経営者の責任ではなくて、この会社を、銀行をつくろうという公約を掲げて当選されて、銀行をつくれというふうに、まさにトップダウンで指示をされた知事の責任になるのではないのかなということをお尋ねしているんで、その点についての知事自身のお考えはどうかということを聞かせていただきたいんですね。

と知事を批判しています。で、続けて、2003年7月の都議会でご自身が“中小企業への資金供給なら、ノンバンクでもできるのでは”と質問したことを引いて、

どちらにしても、民業である銀行に東京都が進出していくということには無理があるのではないかということを、再三、私、申し上げた記憶があるんです。

とのべました。

しかし、以前にも紹介しましたが、民主党は結局、2004年3月の都議会で、新銀行の設立と都の出資に賛成しました。その時には、石原知事の目の前で、

本予算に盛り込まれた新銀行への出資につきましては、この間の我が会派を初めとした各会派の質疑を通じて、多くの懸念が払拭されてきました。……新たな金融機能を求めている中小企業の期待を考慮するならば、挑戦するに値する取り組みであると考えております。

と、党としての態度を表明していたわけです。新銀行設立の責任を追及するのなら、それに「懸念が払拭された」とか「挑戦に値する取り組み」とかいって賛成した責任はいったいどうなるのでしょうか。民主党に「説明責任」を果たしていただきたい(民主党とその周辺の人々はこの言葉をよく使いますが、私はあまり好きではないのですけどね)ものです。

このことにホオカムリしたまま、「石原知事と対決する」といっても、また、知事候補を擁立できたとしても、対決の軸を打ち出せるわけがないのですから、うまくいかないのでは、と思います。

石原知事は、このことをよく分かっているから、冒頭のような発言をしたのでしょうね。

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