東京都知事選で出るのかとか出ないのかとか、いまの現職が8年前にやった“じらし戦法”をソックリそのまま(はっきりいえば二番煎じ的に)やっている人がいますが、そんな人にフラレてるのに、あきらめられずにラブコールを送っている人たちのお話。
しんぶん赤旗3日付「石原知事 民主党に疑義 “共産党のように組み替え動議出すべきだ”」
東京都の石原慎太郎知事は2日の定例記者会見で、都知事選で候補者擁立が迷走している民主党についての評価を問われ、「(民主党は)予算を今度は否決(反対)するようですからね。それなら対案として共産党のように組み替え動議を出すべきだと思うが、それをされないようでしてね。政党としての責任性とすると、疑義を感じますな」とのべました。
また、「いまの予算案だって民主党の復活折衝を受けて、民主党の言うことをずいぶん聞いた部分もある。だからよく分からんね」と話し、「民主党の中にも私への賛同者はたくさんいる」とも語りました。
なお、都議会民主党はこれまで、石原知事の提案した予算案にはすべて賛成してきました。
民主党は、完全に足元を見られていますね。しかし、石原知事に対する態度を選挙の間近になって180度変えたというのに、これまでの8年間近くの来し方について、何の弁明もないんだから、こういわれても仕方ないかもしれませんね。
さて、都知事選をめぐって、「反石原の野党共闘を」と主張するブログなどのネット論調をよく見かけます。そうした主張のなかには、“じらし”A野氏の態度表明に期待して、「共産党は独自の候補を一方的におろすべきだ」という方も多く見られます。
A野氏はまだ政策を明らかにしていませんが、少なくとも民主党は野党じゃなくて100%与党だったんだから、そういう来し方に何ら言及がないままの民主党と、共産党に「反石原の野党共闘」を組むことを期待するなんて、本人の意図はともかくとしても、率直にいわせていただけば東京の実態を全く知らない主張ではないかなあ、と思います。あるいは、もしかしたら、民主党が石原知事の与党だという事実ははなっからどーでもいいとお考えの(それってちょっとどーよといいたくなる)方もいるのかもしれませんが。
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