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2007年7月19日 (木)

映画「夕凪の街 桜の国」公開間近!

電車に乗った時、車内広告を見て、『漫画アクション』8月7日号を買ってきました。

目的は、広告に大きく出ていた「ほしのあきDVD特別付録」……

……ではなくて、その右下に出ていた「映画『夕凪の街 桜の国』大特集」に目が留まったからです。

『夕凪の街 桜の国』は、拙ブログ左下でも紹介していますが、原爆をテーマにした、こうの史代作の漫画です。以前にもふれたことがあるように、映画化され、いよいよこの月末から上映されるというんですね。

こうのさんの漫画は、私も『さんさん録』やら『長い道』やら『ぴっぴら帳』やらでいろいろ展開される、ほのぼの調からストーンと“辛辣”(?)に落とすギャグが大好きですが、こうのさんの存在を知ったのが、この『夕凪の街 桜の国』でした。

で、特集では、映画の主人公の現代の女性・「石川七波」を演じる俳優の田中麗奈さんと、原作者のこうのさんが対談しています。

そのなかで、こんな対話がありました。

こうの 広島で撮影された印象は、どうでしたか?

田中 七波としてというよりも、心ある人間として原爆ドームなどを見るとズシンと来るものはありました。原爆は過去のことですけれども、『桜の国』の冒頭で“この話は、まだ終わりません”と言うように、今も終わってはいないことですよね。現在も原爆の影響を受けて生きている方はいらっしゃるでしょうし、七波や凪生のように世間からちょっと違う目で見られている被爆者2世の方もいる。そういうことを、演じてみて現実のこととして受け止められるようになりました。

こうの 私は広島の人間ですけれども、あそこで暮らしている全員がいつも原爆のことを意識して生活しているわけではないんです。そんなことをしてたら、押しつぶされてしまいますから。被爆者も、そのことを語りたがらないんです。でも知ってほしくないわけではないんですよ。ただ自分が体験したことが原爆のすべてではないという意識があって、一番それを知っている人は亡くなった方だろうと。だから口を閉ざす人は多いんです。でも、原爆のことを伝えなくていいのかと言ったらそれは違いますね。

田中 私も母親から、“こういうことは伝えなくてはいけないよね”と言われました。でも母から戦争に関することを聞いたことはないんですよ。まず、娘に言ってよって(笑)。今回、広島での撮影をしたときに、初めて九州から両親を呼んだんです。10年ぐらい女優をやっていますが、これは初めてのことでした。何かこの作品は女優としてお芝居をすると言うよりも、誰かの子供として生命を受けた者という気持ちを持って参加したかったんです。

………ここ数年、映画を観に行くことをしていませんが、これは何とかして観たいと思います。

付録DVDには、映画の予告編もあるようなのですが、まだ封を開けていません。

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コメント

なるほどー。

今年は仕事で広島にいくのです。

投稿: ばぶ | 2007年7月26日 (木) 午前 12時29分

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