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2008年2月19日 (火)

「CGJ」?(毎日新聞)

ネット上でここ数日、「CGJ」なるスラングが出ているそうです。掲示板などの「CGI」かと思ったら、どうも違うそうで、毎日新聞18日付のコラム「風知草」で、山田孝男・専門編集委員が紹介しています。拙・零細ブログでも紹介した、8日の日本共産党・志位和夫委員長による国会質問が反響を呼んでいる、ということなのだそうです。

「風知草:ハケンと志位和夫のGJ=専門編集委員・山田孝男」(毎日jp)

 「GJ」
 「SGJ」
 「CGJ」

    ×  ×  ×

 「これは?」
 共産党委員長・志位和夫が尋ね、側近が答えた。
 「GJはグッジョブ(goodjob=よくやった!)。SGJがスーパー・グッジョブ。CGJは『志位、よくやった』というところでしょう」
 14日のことだ。インターネットの動画共有サイト「ニコニコ動画」に志位の国会質問(8日)の映像が投稿され、掲載から3日で書き込みが4000件を超えた。志位はプリントされた要約を見ている。大半が賛辞。「2ちゃんねる」には「この質問はよかった」と並んで「天皇制廃止、自衛隊反対の2枚看板を下ろせばいいのに」という書き込みも現れた。

    ×  ×  ×

 志位は予算委の持ち時間50分すべてを派遣労働(ハケン)と雇用格差に費やし、首相と厚生労働相は防戦に追われた。
 実は、私は聞き逃した。予算委をカバーしている同僚が、今国会屈指の追及だったというので議事録を読み、インターネットで動画をチェックし、なるほど、と思った。
 この10年、経済再生の名の下に労働者保護法制の緩和が進んだ。コスト削減優先で非正規雇用が増えた。低賃金で社会保険もなく、簡単にクビを切られる不安定な雇用の拡大を放置していいのか。この問題は小泉内閣末期から注目され始め、とくに昨年以降、野党各党と公明党が追及を競ってきた。
 志位があらためて掘り下げようと思い立ったのは昨年秋。共産党系労組のナショナルセンター「全労連」や派遣労働者の連絡支援組織から情報を集め、勉強し直した。その総仕上げが8日の質問だった。
 「粉塵(ふんじん)、アスベストが舞う職場で、正社員は防塵用マスクを支給されたが、派遣労働者はコンビニでマスクを買うよう勧められただけ」
 「倉庫作業と言われて行ったら冷凍倉庫だった。軍手しか持っておらず、半日働いて両手とも凍傷になった」
 日雇い派遣の過酷。法網をくぐり抜け、派遣労働に依存し続ける大企業。志位は次々に実例を挙げて「規制緩和から規制強化へ転換を」と迫り、首相は「研究会で検討する」と答えた。これが、14日発足した厚労省の有識者研究会である。
 質問の前夜は湯船につかって作戦を練る。もとより国会屈指の論客だ。与党席から拍手がわき、「いい質問だ」と合いの手が入る場面もあった。
 志位に手応えを聞くと、クリップでとじた厚さ3センチほどの記録の束を取り出し「これは一部なんですが、ぼくも15年、国会議員やってるけど、こんなに反響が来たのは初めてですね」と興奮気味である。
 テレビの生中継に加え、共産党ホームページや、動画共有サービス「ユーチューブ」の「JCP(日本共産党)ムービーチャンネル」のデータが他の動画サイトにも転載され、反響はやまない。差別される側からの謝辞や情報提供だけでなく、矛盾に直面する経営者、管理職、正社員からも好意的な反響が寄せられているという。
 共産党の衆院議員はピークの1979年に39人いた。03年でも20人だが、今は9人。党勢回復へ弾みがつくか。ピアノが趣味の志位は、息抜きに練習課題曲と決めているチャイコフスキーの小品「ノクターン」を弾き、新たな想を練る。(敬称略)

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